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初代長編?
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ver.0.01 2/4 公開。東方、オリジナル追加。 ※主に護魔の小説作品です。まだまだ改良価値があると思われるので(別サーバーを用意したり、分類してみたり、飾り付けしたり)とりあえず最低限の状態で公開しています。 オリジナル 短編 飛行場の諧謔舞曲 小説サイト投稿、雑記公開 東方 短編 コイシコメイジ 「ビネツ」収録 石楠花 未収録
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※上に行くほど新しい (再確認ですがことごとく性的表現のものばかりです注意。苦情は受け付けません) ▼ソウルイーター ななめっている | ハーバー×ジャッキー ぐつぐつ | キム×オックス→ふつふつ | ジャッキー×オックス そんな顔は卑怯だ | ブラック★スター×パティ 非道徳ごっこ | モス×ジャッキー 子供という生き物 | ミフネ×アンジェラ *10年後設定 女の子の脱がし方 | ブラック★スター×パティ 小ネタ | ゴフェル×パティ やさしくしてね | キッド×パティ 小ネタ | シュタイン×梓 閉所でのサプライズ | ハーバー×ジャッキー 埋めネタ | シュタイン×マカ 小ネタ | ラグナロク×クロナ 全身ナイフ | ラグナロク×クロナ *触手注意 ▼他 何考えてるかわからない彼女 | ヒューバート×パスカル(TOG) 嘘付き同士仲良くね | グリーン×ブルー(ポケスペ) おかしなひとたち | 桂×九ちゃん(銀魂) 未完 | 悟空×李厘(最遊記) 本能と遊ぶ | ゼロス×アメリア(スレイヤーズ) 裏切りループ | アギト×クルル(エア・ギア) 約束 | 新八×神楽(銀魂) 自滅と破壊 | 複数幻影×ロード(D.Gray-man) コロシヤクエスト | ベル×ハル(REBORN) 同じ人思い | 乾×一口(もて王) old log | 男×一口(もて王) 色々な道 | リッド×ファラ(TOE) old log | ニィ×黄博士(最遊記) old log | 独角×八百鼡→男×李厘(最遊記) old log | ガト×李厘(最遊記)
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第五回放送までの死亡者 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで 参加者一覧 死因一覧 辞世の句 殺害数ランキング 【参加者一覧】 2/4【Dクラッカーズ】 ×物部景/○甲斐氷太/○海野千絵/×緋崎正介(ベリアル) 1/2【Missing】 ○十叶詠子/×空目恭一 1/3【されど罪人は竜と踊る】 ○ギギナ/×ガユス/×クエロ・ラディーン 0/1【アリソン】 ×ヴィルヘルム・シュルツ 1/2【ウィザーズ・ブレイン】 ○ヴァーミリオン・CD・ヘイズ/×天樹錬 2/3【エンジェル・ハウリング】 ○フリウ・ハリスコー/×ミズー・ビアンカ/○ウルペン 0/2【キーリ】 ×キーリ/×ハーヴェイ 1/4【キノの旅】 ○キノ/×シズ/×キノの師匠(若いころver)/×ティファナ 2/4【ザ・サード】 ○火乃香/×パイフウ/×しずく(F)/○ブルーブレイカー(蒼い殺戮者) 0/5【スレイヤーズ】 ×リナ・インバース/×アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン/×ズーマ/×ゼルガディス/×ゼロス 1/5【チキチキ シリーズ】 ×袁鳳月/×李麗芳/○李淑芳/×呉星秀/×趙緑麗 1/3【デュラララ!!】 ×セルティ・ストゥルルソン/×平和島静雄/○折原臨也 0/2【バイトでウィザード】 ×一条京介/×一条豊花 1/4【バッカーノ!】 ○クレア・スタンフィールド/×シャーネ・ラフォレット/×アイザック・ディアン/×ミリア・ハーヴェント 1/2【ヴぁんぷ!】 ○ゲルハルト=フォン=バルシュタイン子爵/×ヴォッド・スタルフ 2/5【ブギーポップ】 ○宮下藤花(ブギーポップ)/×霧間凪/×フォルテッシモ/○九連内朱巳/×ユージン(天色優) 0/1【フォーチュン・クエスト】 ×トレイトン・サブラァニア・ファンデュ(シロちゃん) 0/2【ブラッドジャケット】 ×アーヴィング・ナイトウォーカー/×ハックルボーン神父 2/5【フルメタル・パニック!】 ○千鳥かなめ/○相良宗介/×ガウルン/×クルツ・ウェーバー/×テレサ・テスタロッサ 2/5【マリア様がみてる】 ○福沢祐巳/×小笠原祥子/×藤堂志摩子/×島津由乃/○佐藤聖 0/1【ラグナロク】 ×ジェイス 0/1【リアルバウトハイスクール】 ×御剣涼子 2/3【ロードス島戦記】 ×ディードリット/○アシュラム/○ピロテース 0/1【陰陽ノ京】 ×慶滋保胤 3/5【終わりのクロニクル】 ○佐山・御言/×新庄・運切/○出雲・覚/○風見・千里/×オドー 0/2【学校を出よう!】 ×宮野秀策/×光明寺茉衣子 1/2【機甲都市伯林】 ○ダウゲ・ベルガー/×ヘラード・シュバイツァー 0/2【銀河英雄伝説】 ×ヤン・ウェンリー/×オフレッサー 2/5【戯言 シリーズ】 ×いーちゃん/○零崎人識/×哀川潤/×萩原子荻/○匂宮出夢 2/5【涼宮ハルヒ シリーズ】 ×キョン/×涼宮ハルヒ/○長門有希/×朝比奈みくる/○古泉一樹 0/2【事件 シリーズ】 ×エドワース・シーズワークス・マークウィッスル(ED)/×ヒースロゥ・クリストフ 0/3【灼眼のシャナ】 ×シャナ/×坂井悠二/×マージョリー・ドー 0/1【十二国記】 ×高里要(泰麒) 1/4【創竜伝】 ○小早川奈津子/×鳥羽茉理/×竜堂終/×竜堂始 1/4【〈卵王子〉カイルロッドの苦難】 ×カイルロッド/×イルダーナフ/○アリュセ/×リリア 1/1【撲殺天使ドクロちゃん】 ○ドクロちゃん 1/4【魔界都市ブルース】 ×秋せつら/×メフィスト/×屍刑四郎/○美姫 3/5【魔術士オーフェン】 ○オーフェン/×ボルカノ・ボルカン/○コミクロン/○クリーオウ・エバーラスティン/×マジク・リン 0/2【楽園の魔女たち】 ×サラ・バーリン/×ダナティア・アリール・アンクルージュ 全117名 残り37人 死因一覧 致命打となる攻撃を与えた人・物で表記。 話 時間 名前 殺害者 死因 凶器 詳細 552 00 00 慶滋保胤 臨也 焼殺 ジッポライター スピリタスに発火させられる 話 時間 名前 殺害者 死因 凶器 詳細 辞世の句 話 名前 最期の言葉 補完後 552 慶滋保胤 「継がれる意志がある限り、僕らの道は絶たれない!」 話 名前 最期の言葉 補完後 殺害数ランキング 順位 殺害者 殺害数 被害者 1位 折原臨也 6人 朝比奈みくる / 緋崎正介 / ガユス / サラ / 藤堂志摩子 / 慶滋保胤 神父 6人 ゼロス? / 袁鳳月? / 趙緑麗? / アイザック? / ミリア? / 哀川潤? 3位T フリウ 5人 オフレッサー / シロちゃん / ダナティア / メフィスト / パイフウ ウルペン 5人 リリア / いーちゃん / キーリ / ED / ハーヴェイ 5位T キノ 4人 キノの師匠 / ヴィル / イルダーナフ / 物部景 小笠原祥子 4人 一条豊花 / 呉星秀? / 新庄・運切 / ミズー 7位T ドクロちゃん 3人 アーヴィー / クエロ / ヒースロゥ パイフウ 3人 クルツ? / 鳥羽茉理? / 高里要 リナ 3人 ズーマ? / ディードリット / リナ 10位T 甲斐氷太 2人 李麗芳 / 屍刑四郎 佐藤聖 2人 シズ / 光明寺茉衣子 零崎人識 2人 シュバイツァー / 坂井悠二 クエロ 2人 ゼルガディス? / 秋せつら? ゼロス? 2人 天色優 / マジク? ff 2人 ガウルン? / シャーネ? アーヴィー 2人 竜堂始? / カイルロッド ガウルン? 2人 一条京介? / 涼宮ハルヒ 光明寺茉衣子 2人 しずく / セルティ シャナ 2人 平和島静雄 / メフィスト マージョリー? 2人 ff / 空目恭一 23位T 十叶詠子 1人 ティー ギギナ 1人 霧間凪 相良宗介 1人 キョン 福沢祐巳 1人 アメリア? アシュラム 1人 宮野秀策 古泉一樹 1人 竜堂終 なっちゃん 1人 ボルカン? コミクロン 1人 シャナ ガユス 1人 萩原子萩? ミズー 1人 小笠原祥子 シズ 1人 島津由乃 一条京介? 1人 御剣涼子 ジェイス? 1人 天樹錬 御剣涼子 1人 ヤン ディードリット 1人 ヴォッド? オドー 1人 ジェイス? 哀川潤? 1人 神父 竜堂終 1人 オドー サラ 1人 マージョリー ダナティア 1人 テッサ 順位 殺害者 殺害数 被害者 おまけ 順位 殺害者 殺害? 数 被害にあったもの 1位T アマワ? 1精霊 ギーア 霧間凪 1脚 ヒルルカ マージョリー 1頭 地獄天使号 順位 殺害者 殺害? 数 被害にあったもの 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで
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九連内朱巳 【登場作品】 ブギーポップシリーズ (上遠野(かどの) 浩平(こうへい) / 電撃文庫) 【出典時期】 エンブリオ炎上後(=ビート前後?) 【本名】 九連内(くれない) 朱巳(あけみ) 【異名】 レイン・オン・フライディ、傷物の赤(ヴァーミリオン・ハート) 【年齢/性別】 17~18歳? / ♀ 【立場】 統和機構の一員で次期総統候補の一人 【人称】 一人称: あたし、私 二人称: あんた、あなた 三人称: あいつ、あの男、あの女 【身体的な特徴】 ハートレス・レッド右 おかっぱに近い髪型の少女。 【精神的な特徴】 表面上は余裕ぶっていることが多いが、非常に負けず嫌い。 頭の回転は速く、演技派。割と甘いところがある。 非常に冷静で表面上どれだけ取り乱した状態でも、心の一部は動じていない。 【技術/特殊能力】 身体能力: 普通の少女並み? 統和機構による訓練を受けている? 詐術: 相手の心に鍵をかける。かけられた相手はその時点での感情が永遠に維持され 恐怖などに鍵をかけられるとパニック状態になる。 が、実はそんな特殊能力は持っていない。 心理的な揺さぶりと演技力によって、相手にそうだと思わせているだけである。 幼少の頃から統和機構の一員として活動してきた少女。 人の心理を操ることに長け、何の能力も持たずに組織を欺き世を渡っている。 彼女が何の能力も持っていない普通の人間であることはほとんど知られていない。 【関連用語】 【500円玉】 普通の500円玉。 彼女は人に依頼されて心に鍵をかける時、報酬として500円玉を要求する。 「これはコインロッカーに荷物を預けるようなものだから」というこだわりがあるらしく、 報酬は500円玉(コイン一枚)だけに限られ、お札などは受け取らない。 【登場キャラとの関係】 【ブギーポップ】 他人。まったく知らない。 【霧間凪】 中学生だった一時期、クラスメイトになり、とある事件に共に関わり、解決した。 【フォルテッシモ】 統和機構の一員で、有名人。ちょくちょく会話する程度の間柄? 【天色優】 直接の面識があるのか、知っているのか、共に不明。 統和機構の一員。行方不明になっている、フォルテッシモの元パートナー。 【エンブリオ】 元の世界でフォルテッシモが所持していたのを見た? 意思があることは知らない? ←049 ff ↑【参加者名簿】 051 天色優→ 以降ラノベ・ロワイアル本編のネタバレ注意 【追跡】 計14話 No. 題名 040 奇妙なコンビ 138 傷物の心 234 王者は嘘つき姫の剣となる 348 勘違いと剣舞 439 It happens all the time 456 紅の風は何処へ吹く? 458 傷物の風と舞闘団の邂逅 494 虚偽を頭に笑みを浮かべよ 496 利害の一致だけですが 497 脱出狙いですが……何か? 501 嘘つきは語り手にしておく・b 502 嘘つきは語り手にしておく・a 528 A red herring and red hands 562 そして誤解は連鎖していく 【現在状況】 +開示する。 最新スタンス 脱出派 生存状況 1日目・20 10時点で生存 支給品 テーブルゲームセット 最新データ 第562話 そして誤解は連鎖していく 遭遇中の人物 なし 殺害数 0人 【遭遇人物】 計8人+1脚 名前 呼称 関係 解説 話 × 屍刑四郎 屍 捜索 同行していたが別れる。 040 138 234 348 439 × ヒース ヒースロゥ 捜索 仲間だったがはぐれる。 234 348 439 456 458 494 496 497 501 502 528 ヒルルカ その他 屍の支給品の椅子。ギギナの愛娘。 348 ギギナ 友好? 襲撃されたが、ヒルルカを自分たちが助けたと思わせ回避。 348 ヘイズ ヘイズ 利用 情報交換し、合流を約束する。脱出に向け、利用するべき集団。『マージョリー』の仇として『バカマルコ』に追われていると誤解している。 458 494 496 497 火乃香 火乃香 利用 情報交換し、合流を約束する。脱出に向け、利用するべき集団。『マージョリー』の仇として『バカマルコ』に追われていると誤解している。 458 494 496 497 コミクロン 利用 情報交換し、合流を約束する。脱出に向け、利用するべき集団。 458 494 496 497 李淑芳 敵対 マーダーだと思っている。名前は知らない。 501 クレア 敵対 “ホノカ”と“CD”の情報を聞き出すために拷問されるが、逃亡する。戦慄舞闘団が探している『クレア』だと気付いておらず、『バカマルコ』と呼ばれていた人物で、マージョリーの仇だから“ホノカ”と“CD”を探していると思っている。顔と名前が一致していない。 528 名前 呼称 関係 解説 話 ブギーポップ 他人 まったく知らない。 --- × 霧間凪 死体 死体に遭遇。元の世界での知人。 439 × ff 知己? 再会していない。元の世界での有名人。 --- × 天色優 他人? --- エンブリオ エンブリオ 捜索 元の世界での重要な物。何か力を秘めているらしいエジプト十字架。ffがヒースに「探せ」と言った。意思がある事は知らない? 234 × ED ED 捜索 直接の面識はない。ヒースから情報を入手。ヒースの幼馴染。 234 × シズ その他 直接の面識はない。演説を聞く。名前は知らない。 348 × 鳥羽茉理? その他 直接の面識はない。演説を聞く。名前は知らない。 348 × 竜堂始? 情報 直接の面識はない。茉理から情報を入手。茉理が名を叫んでいた。 348 × 竜堂終 情報 直接の面識はない。茉理から情報を入手。茉理が名を叫んでいた。 348 × しずく 情報 直接の面識はない。コミクロンがご執心らしい。火乃香の知人。 496 × いーちゃん 情報 直接の面識はない。コミクロンがご執心らしい。 496 × 天樹錬 情報 直接の面識はない。ヘイズの知人。 496 × マージョリー 情報 直接の面識はない。ffを殺したかもしれない相手。『バカマルコ』をかばい死亡したと思っている。シャーネが『マージョリー』だと誤解している。 496 × マルコシアス 情報 直接の面識はない。ヘイズから情報を入手。バカマルコとしか把握していない。参加者ではないことに気付いていない。クレアが『バカマルコ』だと誤解している。 --- × 秋せつら? 情報 直接の面識はない。屍から情報を入手。 --- × メフィスト 情報 直接の面識はない。屍から情報を入手。 --- × パイフウ 情報 直接の面識はない。火乃香から情報を入手。火乃香の知人。 496 BB 捜索 直接の面識はない。火乃香から情報を入手。火乃香の知人。会場で目立っていた蒼いロボット。 496 × シャーネ? 死体 死体に遭遇。クレアに抱きかかえられていた。戦慄舞闘団の一員だったがffに殺された『シャーネ』だと気付いておらず、『マージョリー』だと思っている。顔と名前が一致していない。 528 名前 呼称 関係 解説 話 【最新状態】 【E-1/商店街/1日目・20:10頃】 【九連内朱巳】 [状態]:左手全体を粉砕骨折(治療不可) [装備]:懐中電灯/サバイバルナイフ/鋏/トランプ [道具]:懐中電灯以外の支給品一式(パン4食分・水1300ml)/ 缶詰3個/針/糸 /トランプ以外のパーティーゲーム一式/刻印解除構成式の書かれたメモ数枚 [思考]:バカマルコ(クレア)から逃げるために、とりあえず北へ行く /パーティーゲームのはったりネタを考える/いざという時のためにナイフを隠す /ヒースロゥ・屍・エンブリオ・ED・パイフウ・BBの捜索/刻印の情報を集める /ゲームからの脱出/メモをエサに他集団から情報を得る [備考]:パーティーゲーム一式→トランプ・10面ダイス2個・20面ダイス2個・ドンジャラ他。 もらったメモだけでは刻印解除には程遠い。 クレアとシャーネ?のことを、マルコシアスとマージョリーだと思っています。 【踏破地域】 【D-7】平野→【A-2】喫茶店→【E-3】巨木→【F-3】小屋→【E-1】海洋遊園地→ 【H-1】神社・社務所の応接室前→【F-1】海洋遊園地→海洋遊園地内レストラン地下→【E-1】商店街 1 2 3 4 5 6 7 8 A B C D E F G H 【本編での動向】 ←049 ff ↑【参加者名簿】 051 天色優→
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ラテンポップ / LATIN POP 【ラテンポップ】 クールなラテンビートが心地良い、大人の魅力あふれるボーカル曲。 ラテンポップ / LATIN POP 収録作品 関連リンク ポップンミュージック5で登場した楽曲。担当キャラクターはオリビア(5-1P)。 In a Grow / Noriko Fukushima BPM 120 5b-6 N-12 H-20 EX-28 新難易度 5Buttons NORMAL HYPER EXTRA (10) (18) (26) (34) 南の島をイメージする、nagureo氏の久々の書き下ろし楽曲。ラテンのリズムにハウス調の4つ打ちリズム、そして女性ボーカルが心地よい印象を与えてくれるだろう。2曲目に選べる曲ではゆったりとしたテンポでノーツが少なめだが、フレーズが細かい上にズレ押しがあったり、判定もかなり辛いためスコアが出しづらい譜面となっている。 ポップン9で追加された譜面では、ハイパーは全体的にばらまかれた配置が多く、乱打やリズム+メロディのパートも出てくる。例によってフレーズが細かいため、リズムがつかめないと厄介な構成である。EXは曲自体の難解なリズムはそのままに、Lv表記の割には譜面構成も難解な配置が多く、同時押しや階段などでスコアも狙いづらい。Hsを上げないと譜面を見切るのは難しいかも。 ボーナスステージのオススメカテゴリに収録されていた曲では、唯一の削除曲でもある。 収録作品 AC版 ポップンミュージック5~ポップンミュージック6 ポップンミュージック9~ポップンミュージック17 THE MOVIE CS版 ポップンミュージック5 関連リンク 南雲玲生 この曲の背景が流用されている曲 ハウス(What is Love?) 楽曲一覧/ポップンミュージック5
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裏第一回戦:試合場【遊園地】 このページではダンゲロスSS3裏トーナメント第一回戦、遊園地の試合SSを公開します。 ここは、得票数がもっとも多いSSが勝者となる、誰が一番面白いお話を書けるか競いあうインターネット上のゲームを行なっている会場です。 試合SS このページを訪れた方は、誰でもご自由に以下のSS(ショートストーリー)を読んでいってください。 それぞれのSSを読み比べて、より面白いと思ったお話に投票しましょう! 面白いと判断する基準はなんでも構いません。貴方が面白いと思ったお話に投票しましょう。 貴方の投票がゲームの勝者を決める! 投票結果はこちら ※投票は終了しました。 試合SS 引用する幕間SS 文字数 第一回戦【遊園地】SSその1 なし 6,749文字 第一回戦【遊園地】SSその2 幕間SS・黄金の水高島平四葉は地方商店街に放火した偽名探偵こまねには必殺技がある 12,453文字 第一回戦【遊園地】SSその3 なし 7,193文字 試合場・選手情報一覧(選手名50音順 試合SSの順番とは無関係) 試合場 キャラクター名 特殊能力名 遊園地 雨竜院雨弓 睫毛の虹 偽名探偵こまね 音玉 高島平 四葉 モア
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ザジ♂×千雨 「・・・・・・よし、更新完了、っと」 転送ボタンをクリックし、んーっと伸びをする千雨。 今日の更新内容は、「ちうの新コスチュームお披露目するよん♪」だそうで。 パソコンの画面には、なにやら様々なコスチュームでポーズを決めた千雨の画像が並んでいる。 ちなみに千雨がサイトを更新するときに必ず起こす高笑いの発作はもちろん起こっている。 いい加減どうにかしたほうがいいと思うが。 しかしもちろんそんな余計なお世話を千雨が知ろうはずもない。 せっせと更新作業を進め、ようやっと終了して一息つくところだ。 どうやら撮影してそのまま更新作業に取り掛かったようで、千雨の服装はまだその「新コスチューム」とやらのまま。 うむ、まぁ、なんというか・・・筆舌には尽くしがたい格好ではある、ある意味で。 このあたりは読者の想像に任せたい、とりあえず結構過激なことは確かだ。 「はぁやれやれ、久々の撮影だったから疲れたぜ・・・そろそろ着替えるか」 とか言いつつもどこか満足げな表情で椅子から立ち上がり、衣装に手をかける。 しかもご丁寧にトリップ状態で鼻歌まで歌ってらっしゃる。 ううむ、まるで目の前に突然UFOが降りてきて中からツチノコを持った美少女宇宙人が救いを求めてくるくらいレアな光景ですね。 ・・・そこまで言うほどでもない? ああそうですか、すいません。 無論そんなことは千雨が気にする理由もなく、ぱっぱと衣装を脱ぎ捨て、おっと着替え出し忘れてた、と下着姿のまま千雨がクローゼットに近づいたあたりで。 がちゃっ ドアが開く音。 続いて、顔をのぞかせる同居人。 「・・・・・・ちさ・・・・・・め?」 そして、下着姿で呆然と立ち尽くす千雨と眼があったザジは、これまた呆然と立ち尽くした。 おそらく、鼻歌をからかってやろうとか、着替えを覗こうとかしたわけでないことだけは確かだ。 他の誰か――――いたずらの度が過ぎた空とか、そのつもりはなくてもそういう事象を引き寄せてしまう明日太とか――――ならばいざ知らず、このザジに限って覗きなんてことはしない。 だが、事故であろうが何だろうが、ザジが千雨のあられもない姿を目撃してしまったのは事実である。 そして、ザジも千雨も最初こそあまりの衝撃に茫然自失の態だったが、時間と共に段々思考が正常に戻ってくる。 ザジのほうは、非常に珍しい、ぽかーんとした顔が普段の無表情に戻っていき、だが頬を明らかに紅潮させて、何気に千雨の下着姿を眼に焼き付けようとしっかり見つめている。 うん、ザジ君もやっぱり男の子だったんだね、お兄さん安心した。 対する千雨はといえば、まずギギギギギ・・・という効果音がまさにふさわしい動きで自分の姿――――もちろん下着しか着ていない――――を確認し。 さらに同じような動きでザジに視線を向け――――ここで思いっきり凝視されていることに気付いた――――再び自分の下着姿を確認して。 「・・・・・・・う」 一気に顔をトマトみたいに真っ赤に爆発させて。 「うわあああああああああああああああああああああああああああ?!?!?!」 絶叫した。 その叫び声は、絹を裂くような、とか、耳をつんざくような、などという言葉では表せない。 羞恥と怒りと驚愕と困惑と悲しみと八つ当たりと怨念とその他諸々がすべてないまぜになった、とにかく凄い叫び声だった。 そしてもちろん、そんな叫び声を聞いても千雨を凝視し続けるようなことはザジにはできない、というか出来る奴がいたら見てみたい。 大慌てで部屋の外に身体を翻してドアを閉める。 次の瞬間、ドアに何か――――千雨が投げた小道具のステッキ――――が、千雨の全力と明確な殺意をもって投げられたことがわかる勢いでぶつかった。 あと一瞬、あと一瞬ドアを閉めるのが遅かったら・・・・・・直撃だったろう、間違いなく。 「ここっ、このバカヤロウ! 部屋入るときはノックしろっつったろっつうかお前最後落ち着いて眺めてただろ絶対ッ!!!」 「・・・・・ノックはしたけど、返事なかったし・・・それに眺めてない・・・・・・」 「嘘つけぇぇぇっ! どう見てもじっくり眺めてたよこのスケベェっ!」 罵声と、弁解と、罵声。 明らかに怒り狂っている千雨と、表情そのものは普段と変わらないが青ざめているのがよーくわかるザジ。 一応、ザジがノックしたのは事実だ、ザジの名誉のために宣言しておく。 それなのに、中にいるはずの千雨からの返事がなければ――――まだ寝るには早い時間だ――――、さすがに心配して様子を見ようとするだろう。 うむ、間違ってない、ザジの行動は間違ってはいない。 間違ってはいないが、事態がこうなってしまった場合、どんなに正当な理由があろうと悪いのは男の側になってしまう。 なぜ、どうしてということは問題ではない、太古の昔からそう決まっているのだよレイニーディ君。 それを悟ったのか、それとも何も言わないほうが今は賢い選択だと気付いたのか。 ザジは抗弁することなく、ドアの前からこっそり離れて――――誰だって生きる核弾頭となった人間のそばにいるのは避けたい――――リビングで神妙に待機。 千雨のほうも、それ以上何も言ってこない。 おそらく服を着ているのだろう。 ――――ドア越しからでもひしひしと分かる殺気を飛ばしながら。 ――――しばらくして。 「・・・つまり、お前はドアをノックしたけど返事がなかったから心配して部屋に入った、と」 「・・・・・・(こくこく」 「覗くつもりなんか最初からなかった、と」 「・・・・・・(こくこくこく!」 重い静寂が包むリビングで、仁王立ちして尋問する千雨と、正座で引き据えられ尋問されるザジ。 普段着に着替えた千雨は、まるでさっきのことなど露ほども気にしていないような、しかしどう見ても怒っているのがよくわかる、凄みのある笑みを浮かべている。 怖い、正直滅茶苦茶怖い。 今の千雨を見て逃げ出さずにいられる人間がいたら心の底から尊敬する、心の底からそう思うザジであった。 「ふむ・・・まぁ、ノックされたのに気付かなかったのは私が悪いよな。 うん、悪かった、謝る」 しばし笑みを引っ込めて思案顔をしていた千雨が、ぽつりとつぶやく。 わかってくれた――――そう思ったザジが、無表情に明らかな希望の光をともして顔をあげた。 「でも、なぁ・・・・・・?」 だがしかし、その希望の光は、千雨が浮かべた綺麗な笑顔――――そう、まるで天使のような――――に、一瞬にしてかき消された。 「・・・だからってあからさまに人の下着姿見つめてた言い訳にはなんねぇんだよわかってんのかこのスケベピエロッ! もしも次にあんなまねしやがったら二度と表出歩けねぇようなカッコさせてネットにばら撒いてやるからそう思え!」 「・・・・・・・・・・!!!(ぶんぶんぶんっ!」 夜叉の形相で詰め寄り、リアルに恐ろしい脅迫文句をのたまう千雨に襟首を引っつかまれ、あまりの恐ろしさに全力で承諾の意思を表すザジ。 ていうか、この脅し文句でビビらない人間っているんだろうか、いや多分いはしない、反語。 そして、もはや怯えの域に入ったザジに「二度とこんなまねはしない」という念押しをし、はぁーっと大きな息をついたかと思うと、千雨はザジに背を向けて座り込んだ。 そのまま沈黙。 なんとなく気まずい空気が漂うが、ザジのほうから声をかけられるような状況ではない、というかかけたくない。 しかしどうしようか、とザジが思案し始めたとき、千雨がぼそぼそっ、とつぶやいた。 「・・・べ、別に撮影だと思えば、ちょっとアレなカッコくらい、いくらでもしてやれるから・・・だから、その、あんなのはもう勘弁、な」 ザジに背を向けて座ったまま、そこまで言って押し黙る千雨。 言われた内容が一瞬理解できず、ぽかんとしていたザジの表情がふと緩む。 ――――ああ、千雨は何も怒ってるんじゃなくて・・・・・・照れくさかったんだ、むしろ。 よくよく考えてみれば、同室で生活している以上、下着なんて否応なく目に入ってくる。 ぶっちゃけ、そんなに目くじらを立てるほどのことではないのだ、普段のふたりの間では。 それでも、あんなに怒ったのは――――怒ったように見えたのは、まったく無防備な自分を見られるのが恥ずかしかったんだ、と。 そう結論付けると、無意識のうちにザジは千雨の背に手を伸ばし、あぐらをかいたうえに千雨を乗せるようにして抱きかかえた。 「――――うひゃあっ?! ななな、何なんだよ一体!」 顔を真っ赤にしてまた怒鳴る千雨。 しかしそんな抗議も聞き流して、ザジは千雨の頭を優しくなでる。 「な、なんだよ、ご機嫌取りのつもりか? こ、こんなもん全然嬉しくなんか・・・」 なでなで 「お、おいコラ聞いてんのか!? こんなまねされたって嬉しくもなんともねえんだから、早く離し・・・・・・」 なでなで 「だ、だから、やめ・・・・・・・・」 なでなで。 「う・・・・・・・・・・」 さすがの千雨も、ザジの執拗ななでなで攻撃に沈黙した模様。 顔を赤らめてうつむいてしまった。 だがそれでも、穏やかな微笑みを――――千雨にしか見せない笑顔を浮かべながら、愛しい相手の頭を優しく撫で続けるザジ。 「・・・・・・ったく・・・バカヤロー」 まんざらでもなさそうに微笑みつつ、千雨は悪態をついた。 刹那♂×ハルナ 平和である。 平穏である。 何の変哲もない日常である。 そんな同じような意味の形容を重ねたくなるほど、最近の刹那の日常は平穏無事であった。 学園内に魔物が入り込んでくることもなく。 わけのわからん騒動に巻き込まれることもなく。 せいぜい龍宮&楓コンビからのセクハラといったドタバタがあるくらいの、刹那にとってはこの上なく貴重な『平凡な』日々を送っている。 ありがたい、まったくもってありがたい。 戦いの中でばかり生きてきた刹那にとって、なんでもない日常ほど得がたいものはないのだから。 だが、しかし。 「なんというか・・・暇だよなぁ」 学園内の食堂棟近辺をあてもなくうろつきながら、ぷはぁーっという溜息とともにそんなことを漏らす刹那。 罰当たりなことだ、とは思う。 平和であることを『暇』だなどといえるような立場でないのもよくわかっている。 わかってはいるのだが、暇と感じるもんは暇なのだ。 「まぁ、こんなに長い間何もなくてすむことなんて、なかったからな・・・」 そうひとりごちる。 そのとおり、刹那にとってここまで平和な日々が続いたことなどなかった。 ネギ子達と親しくなり、毎日が楽しく感じられるようになってからも、ときたま舞い込む仕事の依頼なんかで気を引き締めねばならない日々が断続的に続いたりしていたのだ。 だが、最近はそんな仕事の依頼すらまったく全然皆無なわけで。 刹那からすればむしろ不気味なくらい、何事もない。 いや何もないならこの機会にやりたいことを何でもやればいい。 むしろ刹那自身も「じゃあただぼーっとしてるのもなんだし何かするか」と思っていたのだ。 だが。 「はぁ~・・・何すればいいのやら・・・・・・」 この有様だ。 皆さんは経験がないだろうか。 突然自由な時間を手に入れて「何かやるぞ!」と意気込んでみたはいいものの、いざ何かしようとすれば何をすればいいかわからなくなったことが。 今の刹那はまさにその状態である。 明日太さんとの剣の稽古は済ませてしまったし。 お嬢様のそばにずっといるなんてのはできるわけないし。 ちび(今は人間大か)の相手をするなんてのは真っ平御免だし。 部屋にいたら楓と龍宮にセクハラされるし。 かといって、何かやりたいことがあるわけでなし。 ああホントどうするかな、と途方に暮れていた刹那の視界にふと入り込んできた、見覚えのある影。 「ふんっふふんふんふ~ん・・・・・・♪」 鼻歌まじりで、学内に植えられた木々が育ちも育って形成した林のほうを向きながら、なにやらスケッチをしている人物。 細長い長方形のレンズが入った下ぶち眼鏡。 意思の強そうな太い眉。 いたずらっ子のような輝きを爛々と放つ眼。 そして、何かの昆虫の触覚のようにぴょこんと立ったアホ毛。 刹那のクラスメイトにして図書館探検部の特攻隊長、そして刹那に絶賛片思い中――――もちろん刹那が知るはずもない――――の人物、早乙女ハルナがいた。 「あれ? 桜咲さんじゃない、珍しいねーこんなとこで」 「そ、そうですね」 『珍しい』、といわれて思わず苦笑する。 確かに刹那が食堂棟近辺をうろついていることはあまりない。 そして外でハルナと出くわすこともあまりない。 あまりない+あまりない=滅多にないつまり珍しいわけだ、納得。 もう少し外出するようにしよう、と心に思いつつ、ふとハルナの手元を覗く。 ハルナのスケッチブックには、本物をそのまま紙の中に取り込んだような見事な林の絵が描かれていた。 「うわ・・・すごいですね」 自分にはとてもできない芸当に、思わず心の底から賞賛する。 「いやいや~、すごくなんかないよ、これくらい基本中の基本だし」 なははっ、と照れ笑いをしながら謙遜するハルナ。 十分に凄いと思いますけど、という言葉が喉まで出かかった刹那だったが、ふとあることを思い出した。 別にそれほどたいしたことではないのだが、気になったので聞いてみる。 「あれ、でも早乙女さんって美術部とかじゃなくて、漫研でしたよね・・・?」 「あー、これは今度描いてる漫画の背景の資料兼練習。 写真でもいいんだけど、今回は余裕あるし、ちょこっと予行練習しとくかなー、みたいな?」 いや疑問形で答えられても反応に困りますが、事情はわかりましたハルナさん。 つまり今描いてる漫画のどこかで林(森かもしれない)が出てくるシーンがあって、その練習もかねてここでスケッチをしていると、そういうわけですね。 まぁちょっと間違ってるかもしれないがそんなに問題はないだろう、と自己納得しつつ、刹那がハルナの再開したスケッチと林を見比べていると。 「あ、ヤマカガシだ」 茂みの中からごそごそと、小さな蛇が顔を出した。 それほど大きくない奴で、小さい身体の半分ほどだけを林の茂みからにょっきりと伸ばしあたりを窺っている。 マムシとか青大将とかそんなのなら大事だが、こいつは毒もないし可愛いもんだ。 などとのんきに思っていると。 「え? 桜咲さん何だって?」 「ああ、ヤマカガシですよ、ほらアレです」 刹那に言われ、興味津々と言った様子でスケッチブックから顔をあげるハルナ。 ではあったのだが。 「・・・・・・・・・・・・」 その顔がみるみるうちに引きつり青ざめていく。 「・・・ね、ねぇ、桜咲サン? あ、あれって、もしかして・・・・・・ヘビ?」 そう尋ねる声が震えている。 だがしかしこの鈍さ無限大を地でいく男は、そんな様子にまったく気付くことなく、 「ええ、小さいけどヘビですね。 大丈夫ですよ、毒があったりするわけじゃ――――」 刹那がそこまで言った、次の瞬間。 「――――いいいいやぁぁぁぁぁぁぁヘビヘビヘビぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!! ああああっち行ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 大・絶・叫。 さらにパニくった勢いでそのまま刹那におもいっきり抱きつくハルナ。 普段の刹那であればうまいこと身をかわせただろうが、あいにくハルナの絶叫でピヨピヨ状態になっておりとっさに動けなかった。 だがそんなピヨピヨ状態が続いたのもハルナに抱きつかれるまで。 ハルナに抱きつかれた瞬間、刹那の意識は――――良くも悪くも――――ハルナに押し当てられたある一部分に集中する。 勘のいい読者であればもうお気づきであろう。 なかなか注目を浴びないが(実にもったいない)、ハルナ自慢の一品であり、何気にトップ四天王に次ぐサイズを誇る――――ハルナのやわらかい胸が、思いっきり、刹那の腕に押し当てられていた。 「ちょちょちょ、さ、早乙女さん落ち着いて・・・・・・っ!」 「だだだ、駄目なのヘビとか爬虫類はっ! ははは早くどっかやっちゃって桜咲さぁぁぁぁぁぁぁん!!!」 刹那の静止もむなしく、さらにきつくきつくきつく抱きついてくるハルナ。 もちろんそれに伴い胸のほうもさらにぎゅぎゅーっと押し付けられるわけでありまして。 いやはやただでさえ純情というかウブというかヘタレな刹那君はもう大変でござーますよ。 (う、ううう腕に滅茶苦茶やわらかいものがこれってどう考えてもさささ早乙女さんのいや待て落ち着け意識するな俺意識したら負けだ負けだ負けだやわらか負けやわら負けやわ負けやわ負けやわ) とまぁ、こんな感じのテンパりっぷり。 頭に血が上りきってしまってもう何がなんだか。 その影響で眼までグルグル回しながらもなんとか茂みのほうに目をやり、ヘビがいなくなっていることに気付いた刹那が最後の理性を総動員してハルナに呼びかける。 「ほ、ほほほほら早乙女さんもうヘビはどっか行っちゃいましたから大丈夫ですよ!」 「ふぇっ・・・? ほ、ホントだ・・・・・・ってごごごごめんね桜咲さん!」 そのまま飛びのくように刹那から離れるハルナ。 理性が崩壊する一歩手前だった刹那は、心の中で大きな安堵の溜息をつきつつ、乾いた笑いを浮かべる。 そして何度も頭を下げるハルナをなだめながら、心の底からこう思った。 ――――暇だっていい、退屈だっていい。 こんな心臓に悪いアクシデントが起きるくらいなら。 明日太×あやか 夫婦 「ただいまー!」 「お帰りなさい。アスタさん。」 この幸せそうな夫婦、神楽坂明日太と雪広あやか。今この二人の間には新しい生命が芽生えていた。 「大分大きくなったな!」 「そうですわね。あ!今蹴りましたわ!」 まさに幸せの絶頂といった感じである。しかし、あやかには一つの不安があった…。 「ん?どうした?暗い顔して。」 「え!?あ、いや。何でもありませんわ。」 「嘘付くなよ。何かあんなら相談しろよ。俺たち夫婦だろ。…な?」 明日太は真っ直ぐとあやかの目を見る。その瞳から何か温かいものが伝わってきた。 それを見たあやかは今現在自分が抱えている不安について話し始めた。 「……私は、本当に子供を産めるのでしょうか?」 「はあ?」 「私の…弟になる生命は産まれる前に……。」 あやかには弟ができる予定だった。しかし結果は流産という非情な結果となってしまった。 それは当時幼かったあやかでもかなりのショックだった。そしてその頃の記憶がどうしても忘れられないでいた。 「もしかしたら…、今回も…わ、私の子供が…。」 体が震える。涙が溢れる。怖い…。また小さな命が消えてしまうのでは。そう思うと怖くなる。 「……ャ……ゥ」 「え?」 いきなり明日太が抱き締めてきた。彼の体温が、鼓動があやかの体に広がっていく。体の震えが止まった。 「ア、アスタさ…」 「バカヤロウ。誰の子供だと思ってんだ?俺の子供がそんな簡単にくたばる訳ねぇーだろ?」 「で、でも…!イタッ!」 あやかが言いかけた瞬間、明日太のデコピンが炸裂した。 「な、何をするんですの!?」 「ハハハ!母体もそんだけ元気なら大丈夫だろ!それにいいんちょに暗い顔は似合わねーよ。」 「まったく…。もっと…他の…元気の…つけ方が……」 また涙が溢れ出した。しかし今度の涙は違う。不安や恐怖からくる涙ではない。 「お、おいどうした!?そんなに俺のデコピンが痛かったのか!?」 「ち、違い…ますわ…。これだから…おサルさんは…」 嬉し涙だった。この人と結婚してよかった。自分は幸せだ。そう思うと涙が止まらない。 「はいはい、どうせ俺はお猿さんですよ。」 明日太は先程よりも強く抱きしめた。少しでも彼女の不安を消し去るために。 あやかも強く抱きしめ返した。少しでも彼の優しさと温もりを感じるために。 チャチャゼロ♂×カモ姉 遠くで打撃音と爆音が響いている。 「いや~・・・・・・さすがだねエヴァンジェルくんは。 とんでもないスパルタっぷりだよ」 「ケケケ、ゴ主人ニシテミリャマダマダ序ノ口ダケドナ」 「・・・勘弁してよ、ゼロくん」 冷や汗を流しながら苦笑いを浮かべるカモ。 対するチャチャゼロは、普段より多少残酷さが増したような笑みのまま、ネギ子の修行の様子を見つめている。 いつもならゼロも茶々丸と一緒に修行に参加するのだが、今日は茶々丸がドロップアウトしたためにエヴァから『休んでていいぞ』と言われ、こうしてカモと酒を飲みながら気楽なギャラリーになっているわけである。 ・・・カモからすれば『気楽』というより『気が気でない』だが。 ちなみになぜ茶々丸がドロップアウトしたのかと言うと、その原因は思いっきりエヴァにある。 修行が終わるたびにネギ子から吸血しているエヴァだが、その度にネギ子のあられもない声を聞かされる茶々丸にとっては生き地獄というか耳に毒というか。 とにかくいたたまれない思いで顔を真っ赤にしている茶々丸の様子を、よせばいいのにエヴァがめざとく見つけ、 「なんだ? お前もお嬢ちゃんに気があるのか、まったくこのろ」 とまで言ったところで、エヴァは理性回路の吹っ飛んだ茶々丸にぶっ飛ばされた。 まぁ、自業自得だな、うん。 だが茶々丸はそれくらいでは止まらず、「チチチチガ違ウンデス――――――――ッ!!!」と叫びながらさらに大暴れ。 それを吸血されてふらふらになったネギがなんとか取り押さえたのだ。 で、それでも感情プログラムが少々暴走気味な茶々丸は、葉加瀬と超のところでアフターケアを受けている。 「いや~、それにしてもまさか茶々丸君があそこまで暴れるとは・・・お姉さんビックリだよ」 「ケケケ、アイツモオ年頃ッテ奴ナンダロ」 「アハハ、上手いこと言うねゼロくん! いやぁ~若いっていいわ」 てなことを言いながらくーっと酒を呑むふたり。 それにしても言ってる事がいちいち親父臭い。 そしてふたりが酒を飲み干すと同時、鳴り響いていた爆音が止んだ。 「お、終わったかな?」 「ミテェダナ」 見ればエヴァがへたりこんだネギ子になにやら説教している。 ネギ子はと見てみれば、立ち上がる元気もないほどボロボロではあるが、必死でエヴァの言うことを聞き漏らすまいとしているようだ。 その様子を、遠くから苦笑いと共に眺めるカモ。 「やれやれ、姉御も大変ねぇ・・・」 「マ、アイツガ言イ出シタコトダシナ。 ソレニゴ主人モ思イッキリ暴レラレテイイ気晴ラシダトカ言ッテタゼ」 「あはは・・・」 と、カモは乾いた笑いでごまかすしかない。 ぶっちゃけ、家族みたいな存在である人間を目の前であんだけタコ殴りにされては、いくら修行とわかっていても落ち着けるはずがない。 だが、そんなことをわずかでもエヴァの前で口に出せば間違いなく食われる。 いろんな意味で。 「ナァ、今妙ナコト考エナカッタカ?」 「ハイ?! ななななんのことかなぁゼロくん、おねーさんわかんないやーハハハ」 「・・・マ、イインダケドヨ」 自分の不埒な考えを見抜かれたか、とびくつくあまりどう見ても不自然な応対をずるカモ。 しかしゼロは特に気に留めるでもなく、独酌で杯を重ねる。 カモのほうも、すぐにまるで何もなかったのように次の酒を口に含み、ほろ酔い加減で誰にともなくつぶやく。 「あーあー、姉御がもうちょっとしっかりしてくれたらなぁー」 「ケケケ、アノゴ主人ガ師匠ナンダゾ? 当分無理ニ決マッテンダロ」 「・・・やっぱり? ったはー、お姉さん困っちゃうなー」 「オ互イ様ダナ」 何気にゼロがエヴァを思いっきり小馬鹿にしているが、カモはまったく意に介していない。 このふたりの間に、気がねという言葉は存在しない。 ふたりとも似たような立場だから。 ――――たとえるなら、『手間のかかる子供を抱えた親』といったところの立場か。 ネギ子は大人びて見えてもまだまだ子供で、何でもかんでも自分で抱え込もうとしたり、突発的なアクシデントでとっさの対応ができずにアワアワしてたりするし。 エヴァンジェルはエヴァンジェルで、本当に数百年生きてる吸血鬼かアンタはと言いたくなるようなわがままやら大ボケやらをかましまくってくれるし。 いやはや、フォローに回る側からしてみれば、ホント気の休まることがない。 「えー? でもゼロくんは茶々丸君がいるからまだ気楽でいいんじゃない?」 「何言ッテヤガル、チョットカラカワレタダケデ大暴レスルヨウナ奴ダゾ? ソウアテニデキヤシネェヨ」 「あー、なるほどね・・・確かにそうかも」 君も大変だねぇ、と言いつつゼロに酒を注ぐカモ。 アリガトヨ、と答えて酒が注がれるのを見ているゼロ。 そしてカモが自分の杯に酒を注ぎ終えたのにあわせ、一気に酒をあおる。 カモがぷはーっ、と虹色の息を吐き。 ゼロがマァマァダナ、つぶやいたところで。 「カモちゃ~~~ん、そろそろ帰るよー」 「ゼロ、いつまで飲んだくれてるつもりだ? とっとと戻るぞ!」 ・・・『親の心子知らず』を地で行ってくれる二人からのお呼びが。 「はいはい、今行くよー」 「ヤレヤレ、面倒ダナ」 コラコラ、そういわないの、といいつつゼロを抱え上げ、カモはふたりのほうへと向かう。 そして、ふたりの間では、ネギ子とエヴァに聞こえないぎりぎりの距離で、声を潜めてこんな会話が交わされた。 「マ、ガキノ尻拭イクライハヤッテヤルカ」 「・・・そうそう、それが大人の役目ってもんよ」 ――――どうやら、ふたりの苦労はまだまだ続くようだった。 美砂雄×円 昼休みの屋上に一人の生徒が携帯電話越しに怒鳴っていた。 「は?別れるってなんだよっ!?おい、ちょ…」 話す間もなく一方的に切られた。携帯を持つ手が力なく落ちる。 「はぁ…、またかよ…。」 彼の名前は“柿崎美砂雄”。2-Aで数少ない彼女持ちなのだがよくフラれるらしい。 美砂雄は屋上の手すりに掴まり何となく景色を眺めた。あちこちでカップルが楽しそうにお喋りしているのを見てまた溜息をつく。 「な~に溜息なんかついてんのよ。」 声がしたと同時に首筋に冷たい物が当たった。 「うわっひゃ!」 余りにも冷たくて変な声を上げたしまう美砂雄。後ろを向くと少女が立っていた。 「なんだ、円かよ…。」 彼女は“釘宮円”。同じクラスで同じチア部(と言っても美砂雄は男なので応援団)で、彼女とは親友である。 「なんだはないでしょ。はい、これ。」 そう言うと円は美砂雄の目の前に缶ジュースを差し出した。先程の冷たい感触はこれだったらしい。 美砂雄は一言お礼を言うとジュースを受け取り蓋を開けた。 「怒鳴り声がすると思って来てみれば…、なに暗い顔してんのよ?」 円の問いには答えず美砂雄は黙ってジュースを一口飲む。 「どーせまたフラれたんでしょ?」 美砂雄が一瞬ピクッと反応する。 「あ、図星だったんだ…。」 その場に気まずい空気が流れる。耐えられなくなった円は必死で励ます。 「ほ、ほら。そんなくよくよしてないで。…ね?」 「………」 「そ、それに女の子なんか沢山いるんだし…。」 「彼女…、好きな人が出来たんだって。」 「え…?」 今までずっと黙っていた美砂雄の口が開く。 「その前の彼女も浮気、その更に前の彼女も元彼とヨリを戻して。今まで付き合った奴は皆ほかの奴に取られた…。」 弱々しく語る美砂雄。その表情は俯いてるため見えないが今の表情は容易に想像できる。 「…俺、何が悪いのかなぁ?そんなに魅力ないのか?ああ、もう嫌になるよ。いっそここから飛び…」 言い終わらないうちに美砂雄の頬に痛みが走り、辺りに鈍い音が響いた。気がつけば円の右拳が突き出ている。 「…痛ってえな。」 「いつまでもウジウジしてなんじゃないわよ!男だったらシャキッとしなさいよ!」 「……せぇ」 「はぁ?」 「うるせぇんだよ!お前に何がわかんだ!?好きな人を取られる気持ちがよぉ!」 美砂雄は今まで以上に声を張り上げて怒鳴った。 「…わかるよ。」 「え?」 「好きな人が取られる気持ち。どんなに仲良くしても他の人に取られて…、その度に胸が苦しくて…。」 さっき美砂雄を殴った時の威勢はなく静かに語り始めた。少し声が震えている。 「だから…、だから今度は私が…!」 円はいきなり美砂雄の唇を奪った。時間にして数秒間だが恐ろしく長く感じた。そしてゆっくりと唇を離す。 「今度は私があなたを取る番だからね。」 そう言い残し屋上を出て行く。後に残された美砂雄は未だ状況を理解できないといった感じである。 美砂雄は先程の出来事を思い出す。柔らかい唇、甘い香り、潤んだ瞳。思い出して胸が熱くてドキドキしてくる。 「どーすりゃいいんだよ…。」 彼の呟きはセミの鳴き声にによって掻き消された。 刹那♂×コタ美 「なあ、刹那」 呼び止められた少年、桜咲刹那。 体の向きはそのままに、声がした方へ顔を向ける。 一方それを呼び止めた少女は、ぼうと空を見上げたまま。 珍しいな、と一人ごちて。 刹那は、空を仰ぐコタ美に一歩歩み寄った。 「どうしたんです、コタ美さん」 本当なら頭一つ半、いや二つ分は下にある頭も。 コタ美が木の枝に座り込んでいるため、見上げる形となっている。 いつもははつらつとしたコタ美も、今日はどこか沈み気味だ。 「なあ刹那、どうすればすぐ強うなれる?」 さあと吹いた風を合図にしたのかは分からないが、声を発するコタ美。 その質問に多少面食らってしまう刹那だが、すぐに普通の顔へ戻る。 いや、普通の顔というには少し優しすぎる顔だろうか。 「すぐ、は無理でしょうね。貴女の求めている『強さ』なら」 「…せやな。無理やな」 コタ美の放つ雰囲気に『魔法などの術なら可能でしょうが』という言葉は飲み込んで。 当のコタ美はといえば呆けた表情と空を仰ぐのはそのままに、こくこくと頭を二回振り。 刹那は釈然としない様子で、そのままじっとコタ美を見つめた。 晴れとも曇りともつかない空と、緩やかな風が真帆良の森を流れてゆく。 「なぜ、分かりきったことを聞いたんですか?」 切り開かれる、風の音。 訝しげでも、蔑みでもなく。 本当に純粋な気持ちで、刹那は疑問を放った。 「強うなりたいからや、誰よりも」 「そう、ですか」 木の上で放り出していた両足を、たたんで腕に納める。 その膝のところに顎を乗せ、コタ美は縮こまった。 寒いのかなと思った刹那だが、コタ美の顔が少し赤いことに全てを察した。 若いっていうのは本当にいいことだな、と自分の年を置いて感慨に耽りそうになる。 この子はいつでも、前にいるネギ先生を見つめているんだ。 そしてときには横へと並び、お互いに競う合うことだけを目的に生きているんだろう。 いつかその先生の、前に立つことだけを考えて。 それに比べて自分はどうか、と溜息を付きそうになる。 だがそこは悲しくなっちゃうので、考えるのはやめた。 それに今は、コタ美のことが優先だ。 「昨日なあ」 「はい」 何処を見つめているのだろうか。 膝を抱えたままのコタ美が、口を開いた。 「夢、見たんよ」 「はい」 ゆっくりと話すコタ美の髪を、ゆっくりとした風がはらりと靡かせる。 そのなかなかに綺麗な艶を持った黒髪に少し引かれながら、刹那も相槌を打つ。 「関西に拾われる前の思い出やった」 「…はい」 淡々と語るコタ美とは対照的に、刹那の心臓は一度だけ高鳴った。 それこそ、飛び出しそうになるくらいに。 それに驚き相槌に空白の時間が入ったことを、コタ美は気付いているのだろうか。 拾われる前、という単語。 これには全くと言っていいほど良い響きを覚えない。 里の者の小言や、攻撃。 それから自分を護ってくれていた母親。 たまに帰ってきては、色々な話や功績を話してくれた父親。 その父親が死に、母親も病を患って。 母親が死んだ夜、里を追われたこと。 逃げ惑う日々に、迫り来る死。 傷付いた、という言葉だけでは表せないほどボロボロになった幼い心。 よくここまで立ち直ったものだと人事のように感心する一方で。 袴に隠れた足は、心に植え付けられた恐怖に震えていた。 自分の場合、拾われてから戦いを知った。 しかしコタ美はいつか、昔から戦って育ったと言っていた。 もしそうだとしたら、自分以上に辛い思いをしてきたに違いない。 強さだけが全ての世界に、放り出された異形の少女。 人々の攻撃の対象になるための不足は、なにもない。 それでもこのように壊れてしまわずに育ったこの子は、どれだけ強いのだろうか。 或いは壊れる暇も与えなかった世界が、どれだけ非情なのか。 どちらが正しいのか、どちらも正しいのか。 それすらも分からない。 「あの頃は、ずっとずっと戦っとった」 哀しそうに目を細めて呟くコタ美を、刹那はじっと見据えた。 幾分小さくなった声を、風の音で逃してしまわぬよう集中する。 「殴られたら殴り返して、嫌なこと言われても言い返せへんからまた殴って」 いつの間にか相槌を打つことすら忘れた刹那に、それに気付いてか返事を待たないコタ美。 風の音や、木の葉のざわめきすら煩い。 「あの頃から、ウチは全然強くなれてない」 「…」 焦りと悔しさを表すかのように、眉間に皺がよる。 手で隠れている口元は、ぎりと音がするくらい噛み締められているのだろうか。 刹那は話の変わり目と共に、表情を変えた。 「周りの皆が暖かくて、うまいもの毎日食べれて、性格もちょっと丸くなった気がする」 二人の頭の中に、皆の笑顔が映し出される。 護るべき人、いや護りたい人が、ここに来てとても増えたと気付く。 「幸せやと、どんどん弱くなってまう」 「…それは、違います」 ふうと一息吐いてから反論する刹那、それを少し鋭い目つきで見据えるコタ美。 その態度が気に食わなかったのか、反論が気に食わなかったのかは分からない。 「幸せだからこそ、人は強くなれる」 「…そんなん嘘や、ウチはあの頃の方が強かった」 「そんなもの、偽物です」 きっぱりと芯を据えた発言に、眉間の皺を深めてコタ美は反論する。 それをばっさりと切り捨てる刹那の目は、正に剣士のそれだった。 「…幸せな者が弱い?ネギ先生は、強いじゃないですか」 「ネギ…」 現に僕は、ここに来て強くなった。 大らかな人々に囲まれ、荒れていた心が安らいで。 心の中でそう呟いて、それがコタ美に伝わるよう願った。 「幸せな人は、心が強い。…まあ、弱い人も居ますが、それは例外です」 「…」 「幸せだからこそ、支えている人が居るからこそ…無茶が出来るんです」 手に入れたそれを失うことを恐れた者は、とても弱い。 失わないよう動く者こそが、高みへとのし上がることの出来る者。 「現に僕達だって、ネギ先生を支えて…」 「…ネギネギ言うなや、アホ刹那ッ!」 静かに、淡々と話す刹那の声を、コタ美の怒声が遮った。 場の空気が一気に変わってゆく。 「コタ美さん!」 枝を降りて駆け出そうとするコタ美の腕を、瞬動を使い掴む。 その瞬間ものすごい力で手を引かれるが、そこはどうにか持ち堪える。 すぐに二回目の抵抗が来るのは目に見えていたので、あらかじめ手に力を入れておく。 その際にコタ美の腕を締め付けてしまわないように注意をしながら。 「放せ、アホッ!!」 「得たものを失うのを恐れていたら、何も出来ない!…それこそ弱くなっていく」 抵抗と共に放たれる怒声。 そんなものは聞こえないフリをして、刹那は話を進める。 途中少しだけ荒くなってしまい、まずいと思いながら声を落とす。 「本当に大切なものは、失おうとしない限り無くなることはありません」 空気が変わってから初めて吹く風が、二人を包んだ。 ふわと舞ったコタ美の髪の香りが、程よく鼻腔をくすぐる。 それは大人の持つ濃い香りではなく、少女特有の爽やかな香りでとても心地の良いものだった。 「本当に大切に思っている人達は、皆貴女を信じています」 抵抗の無くなった手を、優しく握る。 それで少しでも暖かさが伝わればいい。 皆の思いも、僕の思いも。 全て、全て伝わればいい。 「周りの皆さんだって、僕だって。ネギ先生だって貴女を信じています」 こちらを向かないコタ美に向かって、普段の自分からはちょっと想像できないような優しい笑顔を向けてみる。 多分今こちらを向かれたら、恥ずかしくて仕方ない。 このように表情がころころ変わるようになったのも、ここに来てからか。 「それを信じずに動かなかったら、弱くなるのは当たり前じゃないですか!」 これで持論は語り終わった。 正直通じてるかどうかも分からない。 余計こじらせてしまったらどうしよう。 ああ、なんかもうすげー不安になってきたぞ。 すう、という音が耳をつく。 目の前で背を向ける、コタ美の肩が浮いた。 「…アホ!」 三度目の怒声。 刹那の脳裏に「失敗」の二文字が浮かぶ。 そうか、駄目だったか…。 …心なしか、声が震えていたような。 「そんなこと分かってる、分かってるわ…!」 体の向きを変え、こちらを見るコタ美。 その行動の驚きと、その目ににじむ大粒の涙に二度驚く。 な、泣かせてしまった! ええと、こういうときはどうすれば…! 「分かってる…分かってるからネギネギ言うなや…アホぉ…」 「あ、れ?…え…?」 かっくりと項垂れて、ぐしぐしと涙を拭くコタ美。 もしかしたら、一人で熱くなっていたのだろうか。 だとしたらとんだ赤恥だ。 未熟者のくせして、いっちょまえに説教垂れて。 あー、消えちまいたい。 空を仰いでみると、胸の辺りにとんと何かがぶつかった。 下を向くと、コタ美の頭。 「あ!?う、わ、ちょっ」 「顔見んな!アホ、動くな!」 胴着を掴まれて剥がすことも出来ない。 赤くなった顔を見られるのが恥ずかしいらしい。 刹那としては、くっつかれる方が恥ずかしい。 「なあ、刹那」 「…はい?」 ちょっと声が上ずる。 ああ、格好悪いなあ。 「バケモノ、って言われたこと、ある?」 「…。ありますよ、沢山」 幼少の頃の記憶を漁ると、どれほど出てくるだろうか。 「ウチら、バケモノなんかなあ…」 「…そう、かも知れません」 刹那の肯定に、コタ美の肩が跳ね上がる。 胴着を握る力が強まり、背中に皺の部分が食い込む。 また涙がにじんだのか頭を押し当てられ、バランスを崩しそうになりつつも何とか耐え切って。 刹那は次の言葉の言い方を探した。 「でも、ここの皆さんは、僕らのことを『バケモノ』だなんて思っちゃいませんよ」 「…あ…」 他の奴らにどう思われようが知ったことか。 僕らにはもう、とても優しい人達がついている。 「それじゃあ、満足できませんか?」 「…!」 頭を押し付けたまま、ぶんぶんと首を振られる。 正直くすぐったいけど、ここで笑ったらまた機嫌を損ねそうだ。 「刹那って、色々考えてるんやな…」 「いや、貴女よりちょっと多めに生きてるだけですよ」 すっと、胴着の食い込みが引く。 鼻の辺りはまだまだ赤いが、しっかりと笑顔になったコタ美の顔。 そう、僕はすごくなんかない。 『手に入れたそれを失うことを恐れた』、とても弱い奴なんだ。 目の前で、貴女の笑顔が見ることの出来る、この日々を。 失うことが、怖いのだ。 「なあ、刹那…お願い、あるんやけど」 「お願い?」 好きだなんて、告白して。 断られちゃったその日には。 なんかもう、二度と会えない気さえして。 「暇なとき、稽古つけてくれへんか?」 「…いいですよ、勿論」 そのくせずっと傍に居たいって思ってて。 無駄に空回りしてみたり。 「ウチな、アイツより強くなったるで。…ネギより」 「応援、しますよ」 いつか、何も恐れずに。 ずっと傍に居ることの出来る日を夢見るよ。 今は夢見ることしか出来ない僕だけど。 覚悟の出来る、立派なニンゲンになったそのときは。 どうか、僕を受け入れて。 ずっと、傍に居てくれないか。 届くことはない気持ちを心にしまって。 今僕は、貴女に微笑んだ。 小夜×朝倉 人のうわさに戸は立てられぬ、と昔の人はよく言った。 いつの時代でも人は他人の噂話に眼がないわけで。 ゆえにその手の話題を取り扱う新聞やら雑誌は引っ張りだこになる。 が、しかし。 うわさを広められる側からすれば、そういったことをする連中は厄介このうえないわけで。 自然、そういうことを仕事にする人々は、知らず知らずのうちに誰かの恨みを買ってしまうことも多いのである。 ――――たとえ、いわれのない逆恨みであっても。 「――――にししっ、見つけた見つけた・・・ついに抑えたよ~」 「あううっ、朝倉さん、危ないですよぉ~」 「何言ってんの小夜君! 恐喝なんて卑怯な真似してる連中をのさばらせないためにも、ここは意地の見せ所だよ!」 麻帆良学園内の、とある人気のない一角。 その物陰に身を潜める和美と、その横でおろおろしながら浮遊する小夜。 和美の構えたカメラの先には、数人の男子生徒。 しかも、真ん中で他の生徒に囲まれている生徒は涙目になりながら、サイフから取り出した現金を、おそらくは元締めであろう生徒に渡している。 どこから誰がどう見ても、恐喝の現行犯である。 その様子を、和美は次々とカメラに収めていく。 小夜はといえば、相手にバレやしないかとハラハラしながら様子を見守っているだけ、と少々頼りない有様だ。 そして、恐喝をした男子グループと被害にあった生徒が立ち去っていくのを見送り、どっと息をつく小夜。 「はぁぁ~~~~っ・・・・・・怖かった・・・・・・」 「あはは、ごめんね小夜君、大丈夫?」 「は、はい~・・・・・・。 で、でも今度からはこんな危ないことしないでくださいね?!」 「はいはい、りょーかいりょーかい」 「ぜ、絶対聞いてないでしょ朝倉さぁんっ!」 目的を達成した充実感に浸りながらひらひらと手を振る和美と、心臓が止まりそうになった思いからの忠告を聞いてもらえずに涙眼になる小夜。 なんか普通逆のパターンな気がするが、このふたりはこれがデフォルトであるので問題ない。 しかし今回は、おそらくアンケートをとれば圧倒的多数が小夜のほうを支持するであろう状況ではある。 いくらなんでも、恐喝の現場に乗り込んで、あまつさえそれを写真に収めるなどというのは危険極まりない。 万が一バレてしまったらただでは済まされなかったはずだ。 しかも相手は男子、こっちは女子一人(小夜は幽霊なのでカウントされない)。 もし捕まったら何をされるか――――小夜からすればひやひやするどころではなかっただろう。 だが和美はそんな小夜の心配もどこ吹く風といった様子で、自分のスクープを眺めてご満悦の様子だ。 「ふふふ・・・あいつらがやってきた悪行もこれまで! この『麻帆良パパラッチ』朝倉様をなめんなよ!」 そういって高笑いしつつ帰還する朝倉。 やってることはどちらかといえば正しいことなのだが、なんだか悪の秘密結社のダメ幹部のように見えてしまうのはなぜだろう。 しかし、そんな意気揚々とした和美とはうらはらに、小夜の表情は暗い。 確かにこの取材で抑えた証拠を公表すれば、あの生徒達ももうあんな恐喝行為はできないだろう。 だがしかし、恐喝を行うような生徒達がそう簡単に引き下がるだろうか? 逆恨みするくらいならまだいい、もし朝倉さんに直接手を出してきたりしたら―――――――― 「・・・・・・くん? 小夜君!」 「うひゃぁっ?! ななな、なんですかっ、朝倉さんっ!?」 「いや、なんかぼーっとしてたからってだけなんだけど・・・大丈夫?」 そういって苦笑いする和美。 小夜が大丈夫です、と答えると、そっか、といってまたにこやかに笑いながら歩み始めた。 その様子からして、和美は小夜の思うような心配はまったく皆無のようだ。 それもそうだろう、彼女は自分が『正しい』と思うことを迷いなくやっているのだから。 ――――でも、だから僕は、朝倉さんが心配なんです。 声には出せないけれど、心の中で、小夜は思う。 いつもアワアワ言っているせいで忘れられがちだが、伊達に60年も幽霊としていたわけではない。 本来なら正しいことをしているはずの人間が、間違っている人間に敗れる様子だって、何度も見てきた。 自分にまったく気付いてくれなかった人間達のときでさえ、自分の無力さに心が痛んだ。 ましてや、自分の存在に気付いて、友達になってくれた和美がそんな境遇に立たされたとき、自分は助けられるのだろうか。 小夜の胸に渦巻く不安に気付くことなく、和美はあくまで揚々と、これから書くすっぱ抜き記事の構成を考えていた。 数日後、和美のすっぱ抜き記事はめでたく麻帆スポの一面を飾り、それが動かぬ証拠となって恐喝グループは一網打尽にお縄となった。 和美自身もこの恐喝グループに手を焼いていた教師達や新聞部部長からお褒めの言葉を頂いたのみならず、なんと被害にあっていた生徒達からも感謝されるという栄誉に預かった。 世の中の悪をすっぱ抜く、という夢を持つ和美にとってこれ以上の喜びはなかったろう。 にこにこしながら廊下を歩く和美、その隣で不安げに漂う小夜。 「くぅ~~~っ、やっぱ気分いいね、誰かから感謝されるとさ」 「そ、そうですね・・・」 「・・・? どしたのさ、小夜君。 なんか暗いけど・・・」 「えっ・・・、いえ、そんなことないですよ?」 「そう? ならいいんだけどさ」 怪訝な表情を残しながらも廊下を進む和美。 しかし、『大丈夫』とは答えたものの、小夜の表情は暗いまま。 確かに和美の活躍で恐喝グループは摘発され、和美が恐喝グループから被害を被っていた生徒達から感謝されるのは当然だろう。 だが、恐喝グループの側からすればどうか? あの、和美が恐喝現場を押さえた日に感じた不安が、雲がわくように小夜の胸の中で広がっていく。 ――――大丈夫、大丈夫・・・だって、朝倉さんは正しいことをしたんだから、悪いことがおきるようなことは、何も・・・・・・ 自分に言い聞かせるように、心の中でつぶやく小夜。 しかし、その願いはむなしくも踏みにじられることとなる。 「――――随分ご機嫌じゃねえか、卑怯者」 「・・・・・・! 何よ、あんた達」 曲がり角からぬっと現れた、数人の男子生徒。 うち何人かは、紛れもなく、数日前の恐喝現場にいた生徒だった。 どう考えても危険な状況に身構えつつ、抜かりのない眼で相手を睨む和美。 だが、男子生徒達は下卑た笑いを浮かべたまま、互いに目配せをしている。 「だから、何って聞いてんのよ! 用がないならどいてくれる!?」 痺れを切らした和美が、男子生徒達を怒鳴りつけた。 すると、男子生徒達は一斉に笑い声をあげ、もっとも和美の近くにいた生徒がにやつきながら和美に罵声を浴びせ始めた。 「ハァ? 用がないならどけ、だ? 冗談もほどほどにしろよ、この卑怯者!」 「だから、誰が卑怯者なのよ! 恐喝なんかやってたあんた達こそよっぽど卑怯者でしょうが!」 和美から発せられる正論、だがその正論を嘲笑い、男子生徒は罵倒をまくし立てる。 「うるせぇ! てめぇみてえな嫌われ者がコソコソかぎまわるほうがよっぽどうっとうしいんだよ! そのくせちょっとおだてられていい気になりやがって、お前、自分がなんて言われてんのか知らねえんだろ?」 「なっ――――――――!?」 「やっぱ知らねえのか、教えてやるよ――――“ストーカー”、“お節介”、あああと“覗き魔”だったか? 誰もテメェのやったことを喜んだりしてねぇんだよ。 それがたまたま俺らのときだけうまくいったからって喜んでんじゃ――――」 そこまで言った瞬間、どこからともなく飛来した椅子が、猛スピードで男子生徒の顔面に直撃した。 「え・・・・・・?」 何が起こったのか理解できず、呆気に取られる和美。 同じように立ち尽くしていた他の男子生徒達を、さらに異常が襲う。 「なっ・・・・・・う、うわっ、なんだコレ!?」 突如、男子生徒達の真横に位置する窓ガラスが何の前触れもなく砕け散り、その破片が地に落ちることなく男子生徒達に襲い掛かる。 さらに、最初に男子生徒を襲った椅子のみならず、さらに多くの椅子が宙に浮き、今にも男子生徒達を襲おうというそぶりを見せた。 「ひっ・・・・・・に、逃げろぉぉぉ!!」 そう叫んだ一人が走り出すが早いか、われ先に逃げ出す男子生徒達。 ひとり取り残された和美は、ただ呆然と立ち尽くしていた。 「な、何だったの・・・・・・アレ」 和美がポツリとつぶやいた、そのとき。 「――――大丈夫ですか? 朝倉さん」 「あ――――小夜、くん・・・・・・?」 今まで消えていた気配が戻ったことに気付き、振り返った和美が見たもの。 それは、薄青く輝く燐光を身にまとい、普段の様子からは想像もできないような、凛とした表情で厳然と存在する小夜の姿だった。 そして、小夜が静かに息を吐くと、宙を待っていたガラス片や椅子が、静かに地に下りた。 「すいません、ちょっと手ごろな椅子を見つけるのに手間取っちゃいました――――怪我とかしてないですか?」 そういって、和美に微笑みかける小夜。 その笑顔を見た瞬間、和美の顔が一気にゆがみ、和美は大声で泣き出した。 「うぅっ・・・ふぐっ・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 「あ、朝倉さん、泣かないで・・・どこか痛いんですか?!」 慌てて和美をなだめる小夜、しかし和美の泣き声はやまない。 「わっ、私、間違ったことっ、してるつもり、ないの、にっ・・・私っ、嫌われ者だって、ストーカーだ、って、あぐっ、うああぁぁぁぁ・・・・・・・っ!」 そこまでしか言うことができずに、泣きじゃくる和美。 もう誰も信じない、誰も信じられない――――そんな気持ちさえ浮かんできた和美を、突然、温かい光が取り囲んだ。 まるでその光が和美の涙を吸い取っていくかのように、傷ついた和美の心が癒されていく。 「え・・・・・・こ、これって――――――――?」 思わず涙に濡れた顔をあげ、周囲を見渡す和美。 すると―――― 「・・・大丈夫ですよ、朝倉さん」 「さ、小夜、君・・・・・・?」 和美の目の前にいるのは、穏やかに微笑む小夜。 涙の跡が残る和美の顔の高さまで降り、和美の眼をまっすぐに見つめる。 「もしさっきみたいに、間違ったことで朝倉さんを傷つける奴がいたら――――僕が、貴方を守ります。 もし世界中の人が敵になったとしても、僕は貴方のそばにいます。 だから――――だから、泣かないでください、朝倉さんは、一人じゃありません」 そう言って、もう一度、静かに微笑む小夜。 その笑顔に満たされたのか、涙の残る顔で微笑み、和美はぽつりとつぶやいた。 「ありがとう・・・あったかいよ、小夜君――――」 その澄んだ笑みに、微笑を返しながら、小夜は思う。 ――――僕は、もう死んでしまっているから、貴方を幸せにはできません。 だけど、僕は貴方を傷つける人から、必ず貴方を守ります。 どんなことがあっても、誰が貴方を裏切っても、僕はずっと貴方のそばにいます。 だから――――――――だから、泣かないで。 僕の、誰よりも大切で、誰よりも愛しい、僕の――――僕の、大好きな人。 リレー ザジの休日の話 ザジの日曜の朝は早い。空が明るくなった頃に起き出す。 まず起きてからする事は、隣のベッドで寝ている千雨の寝顔を見る事から始まる。 千雨は夜の仕事で帰りが遅く、ちょうどぐっすりと深い眠りに入っている時間だ。 千雨のベッドに両肘をつき、じっくりと千雨の顔を見る。 その日によって時間は違うが、大体1時間程度はそのまま眺めているだけだ。 ↓ 太陽も顔を出し切り、窓越しに朝錬へ向かう少女たちの声が聞こえ始めてくる。 後ろ髪を引かれつつも、朝食の用意をするために千雨のベッドを離れて台所へ。 千雨は休日になると早くても昼前まで起きてこないので、作るのは自分の分だけだ。 入り口にかけてあるエプロンをつける。 丈も長く何の飾り気もない無地のエプロンだが、千雨と兼用であるため彼女は非常に満足している。 エプロンをつけた彼女は冷蔵庫を覗いて今朝の献立を思索。 昼食は千雨が好きなオムあんこにしようと決めているので、簡単にサラダとハムエッグあたりとしておこう。 ↓ ザジは自分の朝食を作りながら、小鳥達の朝食も用意する。 なるべく物音を立てずに。 静かな朝食を終えた後、また千雨の寝顔を眺める。 そして1時間くらい経った後、左手の人差し指で千雨の頬をそっと触れる。 あくまで静かに、千雨を起こさぬ様に。 そして今度はその指をじっと見つめる。 そのまま更に1時間経過。 そしてまた千雨の顔を眺める。 ↓ ザジにとって、いつまでも続いて欲しかったこの時間。 無情にもこの幸せな時間は終わりを告げる。 「…う…ん。もう昼か。」 千雨が目覚めてしまった。 仕方が無い。これも時間の流れだ。 そしてまた次の、別の幸せな時間が訪れる。 「おいザジ!またこれ(オムあんこ)か!!」 「………」(目に涙を浮かべるザジ) 「いっ…いや…その…俺はオムあんこ大好きです!毎日でも食べます!!」 (…ニコッ) 朝起きてから6時間以上が経過しているザジ。まだ一言も話していない
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第一回戦:試合場【洋館】 このページではダンゲロスSS3第一回戦、洋館の試合SSを公開します。 ここは、得票数がもっとも多いSSが勝者となる、誰が一番面白いお話を書けるか競いあうインターネット上のゲームを行なっている会場です。 試合SS このページを訪れた方は、誰でもご自由に以下のSS(ショートストーリー)を読んでいってください。 それぞれのSSを読み比べて、より面白いと思ったお話に投票しましょう! 面白いと判断する基準はなんでも構いません。貴方が面白いと思ったお話に投票しましょう。 貴方の投票がゲームの勝者を決める! 【投票結果】を見る ※投票は終了しました 試合SS 引用する幕間SS 文字数 第一回戦【洋館】SSその1 ノートン卿の栄光・幕間SS相川ユキオが金とコネを利用して小細工をたくらむ 8,933文字 第一回戦【洋館】SSその2 ノートン卿の栄光・幕間SS 10,455文字 第一回戦【洋館】SSその3 なし 5,400文字 試合場・選手情報一覧(選手名50音順 試合SSの順番とは無関係) 試合場 キャラクター名 特殊能力名 洋館 相川ユキオ 殺戮文書「ノートン卿」 倉敷 椋鳥 『正体不明のご招待」(ストレンジ・インヴィテイション) 弓島由一 ガンフォール・ガンライズ
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第一回戦:試合場【学校】 このページではダンゲロスSS3第一回戦、学校の試合SSを公開します。 ここは、得票数がもっとも多いSSが勝者となる、誰が一番面白いお話を書けるか競いあうインターネット上のゲームを行なっている会場です。 ただし、今回の試合場は投稿されたSSが1つのみのため、投票は行われません。 試合SS このページを訪れた方は、誰でもご自由に以下のSS(ショートストーリー)を読んでいってください。 面白いと思われた方は、ぜひ一言でも感想・コメントを残していってください。 【コメント】を見る ※コメント受付は終了しました 試合SS 引用する幕間SS 文字数 第一回戦【学校】SS なし 7,465文字 試合場・選手情報一覧 試合場 キャラクター名 特殊能力名 学校 不動大尊 ネッツ・エクスパンド 山田 目ッケ!(アイスパイ!アイ)